素材:ゴールドについて2014年12月27日

 ジュエリーの素材には、プラチナやゴールド、シルバーなど、いろいろな種類がありますが、今回はその中の一つ、ゴールドについてご紹介したいと思います!

 一口にゴールドと言いましても、14金、18金、24金といった風に、幾つかの種類に分かれます。この数字は金の純度を表しており、24金がいわゆる「純金」と呼ばれるもので、ほぼ純度100%のゴールドです。
 これに対し、18金の純度は75%(24分の18)、14金の純度は58.5%(約24分の14)となっています。18金の場合で言いますと、残りの25%の部分は「割金(わりがね)」と呼ばれ、銀や銅などの金以外の金属が使用されます。

 純度100%の24金の方が良さそうにも思えますが、純金は柔らかく、傷がつきやすいといった理由で、ジュエリーの素材として使用されることは多くありません。一方、純度の低い10金や14金は価格も安く、気軽にジュエリーを楽しむには良いのですが、割金が多い分だけ変色しやすく、将来的なメンテナンスや修理には向かない素材です。
 したがいまして、当工房のゴールドジュエリーは、純度が高く、末永くご愛用いただける「18金」を使用して制作しています!

 そして、このゴールド。割金に使用する金属によって、「色味」が変わることが特徴です。
 当工房では、イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、シャンパンゴールドと、4つの色味の18金をご用意し、その中からご希望の素材をお選びいただけます。

 明るさや照明の種類で微妙に色味が変わりますので、写真だけではお伝えしづらいのですが、ひとつひとつ参考画像とともにご紹介します。

指輪-オーダーメイド-イエローゴールド
 まずは、イエローゴールドから。
 ゴールドといえばこの色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。リングのデザインによってクラシカルな印象になったり、カジュアルな雰囲気になったりと、様々な個性を見せてくれるカラーだと思います。
 以前のブログでご紹介しましたように、割金の中の銀の比率が高くなると、白味の強いちょっとめずらしいイエローカラーに変わります。

指輪-オーダーメイド-ホワイトゴールド
 静謐な輝きが目を惹く、ホワイトゴールド。
 ゴールドというと、金色のイメージがあるかと思いますが、割金にパラジウムを使用するとこのように白くなるなんて不思議ですよね。白色の素材といえばプラチナですが、プラチナより少し黒味がかった白色で、また違った趣きがあります。
 ロジウムという金属でプレーティング処理(メッキ)をすることもありますが、色味を活かした無垢のままをご希望されるお客様も多いです。

指輪-オーダーメイド-ピンクゴールド
 優しく柔らかい色味のピンクゴールドです。
 名前の示す通り少し赤味の入ったゴールドで、日本人の肌色によく馴染むと言われます。可愛らしい色合いに魅かれる女性の方が多いのではないでしょうか。
 プラチナとコンビで制作することや、修理・リングサイズ調整が難しいことに注意が必要です。言い換えますと、工房の技術が求められる素材でもあります。

指輪-オーダーメイド-シャンパンゴールド
 昨年から仲間入りしました、シャンパンゴールド。
 実は、正式名称ではありません。上品で繊細な光沢が、まるで本物のシャンパンのようでしたので、このように呼んでいます☆
 イエローでもピンクでもない落ち着いた淡い色味がよい、カラーゴールドがよいけれど自然体でジュエリーを着けていたい、というお客様にとても好評です。

 このように割金が違うだけで、こんなにも色のバリエーションが出てきます!
 また、10金や14金より純度が高いとはいえ、18金も使用しているとだんだんと色の感じが変わっていきます。もちろん、メンテナンスすることによって元の色味を取り戻すことが可能です。ですが、少しずつ変化していくのも、一緒に過ごした時が刻まれていくようで、個人的には嬉しい感じがします♪

 本日ご紹介したゴールドの色味は、店頭に素材サンプルとしてご用意しております。ぜひ実際にお試しいただきながら、お好みに合うものを見つけてください☆

事例ご紹介-ピンクダイヤモンド2014年11月13日

エンゲージリング-オーダーメイド-ピンクダイヤモンド
 今回は、K様にご用命いただいたエンゲージリングをご紹介します。ピンクダイヤモンドをサイドにあしらった、きらびやかなデザインです。
 写真ですと、ピンクダイヤモンドの繊細な色合いが伝わりにくいのが残念なところです。。。

 当初のお打合せのときから気に入っていただいた、「海」というシリーズのリング。片側にセットした3ピースのメレダイヤモンドが、海の波しぶきを表現します。お打ち合わせは、カスタマイズは行わず、基本デザインのままおつくりするという流れで進みました。
 後日、お見積りをご提示し、実際にダイヤモンドのルース(裸石)をご覧願ったタイミングにて、「サイドストーンをピンクダイヤモンドに変えられますか?」との追加のご要望を承りました。

 ピンクダイヤモンドには、天然由来の色味を持つ「ナチュラル」と、人工的に着色した「トリートメント」があります。ナチュラルは淡いピンク色が特徴的で、その愛らしさに心惹かれる女性も多いのではないでしょうか。
 ですが、ナチュラルは採掘量がとても少ないため、おのずと流通する量も限られてしまい、極めて希少な石となっています。

 今回、このナチュラルカラーのピンクダイヤモンドをご用意することが、実はちょっと大変でした。
 もともと希少である上に、ご希望のデザインはサイドストーンの大きさが3つとも違うため、質の良さ・色合いを揃えたサイズ違いのピンクダイヤモンドが必要となります。また、すでにご覧願い、気に入っていただいたセンターストーン用のダイヤモンドを仮押さえできる時間が、それほどありませんでした。
 そのような状況にも関わらず、幸運にもご要望に沿う石が見つかり、リング制作がスタートできたのは、K様の想いにピンクダイヤモンドが引き寄せられたからかもしれません☆

 実際に完成したリングは、ダイヤモンドの清廉な輝きと、ピンクダイヤモンドの可憐なきらめきが、互いの美しさを引き出し合うような、すてきな仕上がりとなりました♪

 今回のようにお見積をご提示した後でも、「やっぱり石を追加したい」、「違う素材でつくりたい」等の変更したい点がありましたら、ご遠慮なくご相談ください。
 心からご満足いただけるリングをおつくりできるよう、誠心誠意を持ってお手伝いさせていただきます!

事例ご紹介-エンゲージリング2014年06月01日

 今回は、N様の事例をもとにエンゲージリング制作の流れをご紹介します。

 当工房では、大きく分けて2種類の制作方法があります。
 1つはフルオーダーメイドによるもの。そして2つ目は、今回ご紹介する、基本のデザインにカスタマイズを施すセミオーダーメイドによるものです。

エンゲージリング-オーダーメイド
 お客様には、まず基本デザインのリングサンプルをご覧いただきます。(ですので、まだお好みのデザインが固まっていない場合でも大丈夫です♪)
 サンプルをお試しいただくだけでも勿論OKですが、お見積ご希望のお客様には、さらに詳しくお話を伺ってまいります。
 デザインのカスタマイズ、センターストーン、素材、リングサイズなどのご希望についてです。

 N様には、「誇」というシリーズのリングをお選びいただきました。ダイヤモンド0.4ct相当のセンターストーンと、両サイドにメレダイヤモンドが5ピースずつセットされたデザインです。
 N様にお話を伺う中で、サンプルより少し大きめの、0.5ct位のダイヤモンドをセットしたいとのご希望を承りました。お選びになられたリングは、中央のダイヤモンドが引き立つデザインでしたので、とても素敵なリングになる予感がしました!

ダイヤモンド
 当工房のエンゲージリングとマリッジリングは、その都度オーダーメイドでお作りしているため、金額を表示しておりません。
 そこで、ご検討の材料としていただくため、お客様にお見積をとっていただくことをご提案しています。
 お見積は費用をいただくことなく、何度でも対応いたします。

 お見積書は、お打合せから約1週間後にお手元へお届けします。お見積の有効期間は、エンゲージリングの場合は約1週間、マリッジリングの場合は約2週間です。
 エンゲージリングのお見積のため確保したダイヤモンドは、有効期間中、ルース(裸石)の状態で店頭にてご覧いただけます。

 N様も1週間じっくりとご検討くださり、ルース(写真のダイヤモンドです)を実際にご確認願った上で、お申込みをいただきました。お申込みのお手続き(申込書へのご署名と申込金のお預り)をお済ませいただきますと、いよいよ制作作業に入ります。

オーダーメイド-エンゲージリング
 最初に作るものはワックス原型という、ロウのような素材で出来た実物大の造形物です。
 このワックス原型を元にして、リングが出来上がります。

 N様は細く長い指をされていたため、「指に合わせてリングサイズを小さくすると、指を通した際にせっかくのメレダイヤモンドが左右の指に隠れてしまうのでは」とデザインをお迷いでした。
 私どもからは、まずは基本デザイン通りでワックス原型をお作りすること、そして全体のバランスをご確認いただいた上で必要に応じメレダイヤモンドの数を調節しましょう、ということをご提案しました。
 N様に出来上がったワックス原型をご確認いただいたところ、基本デザイン通り、メレダイヤモンドが5ピースずつセットされたデザインでご満足いただけました。
 今回は結果的にカスタマイズが発生しませんでしたが、最初はイメージがしづらい場合でも、ワックス原型の段階で目に見える形でご確認いただけますので、ご納得ゆくまでデザインを微調整できる点がオーダーメイドの良いところだと思います。

 ワックス原型のご確認が終了しますと、鋳造工程を経て、いよいよ金属の状態で加工する段階へと入ります。

エンゲージリング-オーダーメイド-ダイヤモンド
 ここからは、担当のクラフトマンがひたすらリング達と向き合う時間です。
 リングを磨き、石をセットし、テクスチャや仕上げを施し、刻印を打ち、検品が終了するとリングの完成です!
 言葉にするとアっという間ですが、ワックス原型のご確認終了からリングの完成まで、3~4週間のお時間をいただくことになります。

 以上、エンゲージリング制作の大まかな流れについて、お分かりいただけましたでしょうか?

 お打合せでは、お客様のご要望に添えるよう、店舗スタッフであるジュエリーコーディネーターが一緒にデザインを検討いたします。
 お打合せの中で行う皆様とのやりとりはとても楽しく、お二人だけの特別なリングが出来上がってゆく喜びを、私たちも味わわせていただいています。
 最初は、漠然としたイメージでも大丈夫です。心ゆくまで何度でもご相談ください。一緒に記念のジュエリーをつくりましょう!

トライアスロン日和2014年05月18日

横浜-イベント
 本日、横浜はトライアスロン日和です!

 日中は半袖姿の方が増えてきましたが、いよいよ横浜湾内で水泳ができてしまう季節なのですね。(日頃から体を鍛えていないと厳しそうですが…)

 昨日~今日と、横浜では晴天の下、トライアスロンシリーズの横浜大会が開催されています。季節のお便りをしようとフィールドウォッチングをしていたところ、競技を行っている最中に運よく出くわしましたので、思わず写真撮影!新緑の中、自転車で颯爽と走るのは心地よさそうですね。

 写真の山下公園から、港の見える丘公園を通り、横浜山手へ抜けるルートは緑が多く、この季節のお散歩にとってもおすすめです。お散歩がてら、横浜山手店舗にも遊びに来てくださいね♪

二足のわらじ...θθ2014年05月04日

 今回は趣向を変えて、また応援の意味を込めて、横浜山手店舗スタッフの高崎あゆみさんをご紹介します。

横浜山手-スタッフ
 ヴァイオリンのジュエリーを取り扱っているためでもないのでしょうが、当工房はヴァイオリンに関係するスタッフの方が不思議と多くいらっしゃいました。
 高崎さんも本来はヴァイオリンの製作者で、現在はジュエリーコーディネーターと二足のわらじを履いています。

ヴァイオリン
 2006年にヴァイオリン製作の学校を卒業、その後は都内のヴァイオリン工房で高名な先生に師事され、修業していました。
 2011年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールにてディプロマ取得、2011年パリ国際弦楽器制作コンクールにてディプロマ取得、2012年にはクレモナ国際ヴァイオリン製作コンクール(トリエンナーレ)に出品という、聞くからにスゴい経歴を持っているのですが、本人はいたってのほほーんとされています。
 右の写真が、本人製作のヴァイオリンです。楽器としてはもちろんですが、造形物として見たときも素晴らしい、とても美しい仕上がりですね。

 本人が現役の職人でもありますので、当工房の中ではクラフトマンの気持ちを最も理解できるジュエリーコーディネーターかもしれません。
 人柄そのままに、お打合せは癒しのイオン満載でゆったりと進んでいきますが、仕事っぷりは職人気質でとても丁寧です。
 ヴァイオリンの仕事の関係で他のスタッフよりも出勤日数が少ないのですが、誰よりも厳しく検品し、ご希望のジュエリーをしっかりとお届けします。安心してお任せください。

 ヴァイオリン製作のほか、修理や弓の毛替えも受け付けるとのことです。ご興味ある方、横浜山手店舗でお声掛け待っています!