オーダーメイドへの想い2018年08月26日

 当工房の婚約指輪・結婚指輪は、オーダーメイドでお届けしています。

 10年前に吉祥寺のお店をオープンしたときから変わらない方針です。なぜオーダーメイドでお届けしているのか、今回のブログでは、私どもの想いを少しだけお話したいと思います。
 お客様からのオーダーの都度制作するオーダーメイドに対し、完成した形で販売されている指輪をレディメイドと呼ぶことにします。
 どちらの方が優れているということではなく、お客様の立場からすると、それぞれメリット・デメリットがあります。

<オーダーメイドのメリット>
・希望のデザインの指輪を手に入れることができる。
・プラチナや18金等の素材に制約されることが少ない。
・「世界で一つ」という特別感。

<レディメイドのメリット>
・オーダーメイドに比べて、価格が抑えめ。
・完成品を実際に指に着けて、試すことができる。
・リングサイズが合えば、その場で購入できる。

 それぞれのメリットをひっくり返すと、もう一方のデメリットになると思います。
 一読願えればお分かりいただけますよう、お客様のご希望によってどちらも必要なものですし、いずれの方法で制作することも作り手側の重要な役割です。

 それでは当工房は、どちらの役割を担うべきか。上で触れたように、吉祥寺店舗オープンの際に深く検討し、以下の2つの理由から、当工房はオーダーメイドでジュエリーをお届けすることにいたしました。


 1つめの理由は、当工房の得意技を活かそうということです。
 当工房は10名ほど小所帯ですが、腕の良い職人達が集まっています。
 お客様のご希望を受け止めることのできる技術の幅を持つ一方、 小回りの効く提案力も兼ね備えていると自負しています。この力はオーダーメイドにおいてこそ発揮できるのでは、と考えました。

 もう1つの理由は、私どもの思い入れにすぎないのかもしれません。  それは、「記念の指輪であれば、初めて指を通すのはお客様ご自身であって欲しい」です。

 オーダーメイドの場合、事前に完成品をご確認いただけませんので、 完成した時のイメージが分かりづらいというデメリットがあります。
レディメイドであれば、そういったご心配無く安心してご購入いただけますが、その指輪が他のお客様がご試着されたものだという可能性が出てくるのです。

 いろいろと考えた末、オーダーメイドでまっさらなリングをお客様にお届けしたいという気持ちに辿り着きました。10年経っても、この気持ちに変わりはありません。
 これからも、婚約指輪・結婚指輪を中心に、品質の良いオーダーメイドのジュエリーをお届けしていきたいと思います。

http://www.irikura-at.co.jp/ [HP]
https://www.facebook.com/irikura.at [Facebook]
http://instagram.com/yasu.irikura_jewelry [Instagram]

事例ご紹介 - オリーブの結婚指輪(その2)2018年02月24日

 結婚指輪のオーダーメイド事例のご紹介、第2回です。
 前回ブログの「初回のお打ち合わせ」から「デザイン決定」までに引き続き、今回は「指輪の制作開始」から「完成品のお届け」までのお話となります。


 オーダーメイドのお申し込みをいただいたお二人の手続きが終了すると、日を置くことなく、工房ではクラフトマンによる指輪制作がスタートします。
 クラフトマンが行う最初の仕事は、「ワックス原型」の作成です。基本デザインのワックス原型をカスタマイズする方法もありますが、今回のデザインはクラフトマンの手でゼロの状態から造り上げることに決まりました。「ワックス造形によるフルオーダー」です。

 ワックス原型は、緑色や青色の「ハードワックス」という素材を使用して造ります。ワックスを削ったり、溶かしたり、盛ったりして、オリーブの葉を5枚組み合わせたフォルムを造形するのです。お二人と練り上げたデザイン画をもとにするとはいえ、微妙なフォルムはクラフトマンの感性に委ねられますので、クラフトマンとお二人からお話を直接伺った店舗スタッフとのやりとりがとても重要です。
 制作開始から1~2週間後、出来上がったワックス原型は店舗へ届けられ、お客様のご確認を待つこととなります。

 いよいよ3回目のお打ち合わせ。
ワックス素材で立体的に造形された指輪を、初めてお客様の手にとっていただきます。デザイン画だけでは表すことのできない、緩やかなカーブの度合い、全体のボリューム感などを確かめていただくために、欠かせない大事な工程です。気になる点があれば、お二人のご希望のフォルムを目指し、ワックス原型の変更を重ねます。
 今回出来上がったワックス原型については、初回のご確認において、お二人から「イメージ通り」とのお墨付きをいただきました。

 この日のお打ち合わせでは、あらためてリングサイズを計測させていただき、リング内側に刻印するメッセージについても伺いました。あとは、リングの完成を待つばかりです。


 ここからは、工房の力量の見せどころ。一人のクラフトマンが、完成を目指してお二人のリングに向き合います。

 お二人にご確認いただいたワックス原型は再び工房に戻った後、 プラチナや18金などの貴金属素材に「鋳造」されます。貴金属素材となった指輪は、私たちが「まとめ」と呼んでいる工程に移り、綺麗に磨かれ、しっかりと石留めされ、煌めく本来の姿を現します。クラフトマンの手により、一つひとつのジュエリーが大切につくり上げらていくのです。
 制作作業が順調に進むと、約3週間後には指輪の完成を迎えることができます。世界で一つのオーダーメイドの結婚指輪は、工房のクラフトマンから店舗スタッフへ、そして待ちに待ったお二人の手へと渡ります。

 以上、結婚指輪のオーダーメイド事例をご紹介しました。
 オーダーメイドのジュエリーは、お客様の想いとわたしたち工房のスタッフの想いを紡ぎ上げる素敵な作品です。これからも、お客様に素敵な作品たちをお届けできるよう頑張りたいと思います。

http://www.irikura-at.co.jp/ [HP]
https://www.facebook.com/irikura.at [Facebook]
http://instagram.com/yasu.irikura_jewelry [Instagram]

事例ご紹介 - オリーブの結婚指輪(その1)2017年10月21日

 今回のブログでは、結婚指輪のオーダーメイドの事例に沿って、 「初回のお打ち合わせ」から「完成品のお届け」までの流れをご紹介したいと思います。

結婚指輪-オーダーメイド-ゴールド-プラチナ

 仲良くお二人でご来訪いただきました初回のお打ち合わせ。
 お二人のご希望は、「オリーブをデザインした結婚指輪」でした。オリーブは、「夫婦の木」とも呼ばれるそうです。幾つかの参考画像をスマホでお見せくださり、ご希望のイメージをお話いただきました。「リアルなデザインでなくていい」、「オリーブの葉にダイヤをセットする感じも良いかなぁ」等々。
 具体的でなくとも、いろいろなお話をお聞きすることができると、私どもにとってもイメージアップの手助けになります。今回は、少々お日にちをいただいて、当工房より指輪のデザインをご提案することとなりました。

 セミオーダーのケースでは、初回のお打ち合わせでの確認事項をもとにして一週間後を目安にお見積をご提示することが多いのですが、今回のケースでは、お見積はひとまず置いておいてデザインの検討を進めることになりました。

 リングサイズを計測し、ご希望の素材(女性用は18金シャンパンゴールド、男性用はプラチナ)を確認して、この日のお打ち合わせは終了です。
 お打ち合わせの時間は1時間半ぐらい。お客様によっては2時間を超えることもあります。

結婚指輪-オーダーメイド-デザイン

 デザイニングも担当する店舗スタッフとクラフトマンがお客様のご希望に合わせて検討したデザイン案を、お打ち合わせの後日、電子メールにてお送りしました。
 「デザイン案のこの部分をこのように変えたい」、「ピンと来ないので、もう一度練り直したい」といった率直なご意見をお聞かせください、という私どもからのメッセージを添えて、お二人にご検討をお願いします。

 今回のケースでは、「デザイン案を見て、新たにイメージが閃いた。 オリーブの葉を繋げたフォルムはどうだろう?」とのお知らせがお二人から届き、2回目のお打ち合わせを開くことになりました。

 2回目のお打ち合わせでは、「新たなイメージ」をもとにあらためてデザインをご提案。ベースとなるデザインのリングを実際にご覧いただき、イメージを合わせました。
 その後、デザイン案の詳細を煮詰めて、お見積をご提示することに。 お二人が日をあらためてご検討くださった結果、本デザイン案にてお申し込みをいただきました。

(結婚指輪の制作開始以降のお話は、次回のブログにて引き続きご紹介します!)

http://www.irikura-at.co.jp/ [HP]
https://www.facebook.com/irikura.at [Facebook]
http://instagram.com/yasu.irikura_jewelry [Instagram]

北鎌倉店舗のお知らせ2017年06月16日

 久しぶりのブログ更新です。
 吉祥寺店舗が9周年を迎える今年、入倉康ジュエリー工房は大きな変化がありました。

北鎌倉-ジュエリー-石かわ珈琲

 既にホームページで告知しております通り、この春から当工房の横浜山手店舗は北鎌倉へ移転し、北鎌倉店舗としてリオープンいたしました。
 北鎌倉の山あいに建つロースタリー・石かわ珈琲内において、 予約制でお打合せを承る形にて既に営業を開始しております。

 以前のFacebook記事にて少しだけ触れましたように、「新しい仲間と 素敵な空間をシェアしながら仕事をしたい」という気持ちに揺り動かされ、いろいろな可能性を探りました後、このような形に落ち着くこととなりました。

結果として、お店の場所を移すことになりましたので、これまで横浜山手店舗をご愛顧していただきましたお客様には大変申し訳なく感じております。 新たな街・新たなお客様・新たな仲間に出会えたことを刺激として得た、この新たな気持ちを私共はお客様のジュエリーづくりに活かしていきたいと思います。

 北鎌倉は、四季の移り変わりが美しい、風情ある、とてもよい街です。駅から、円覚寺や明月院を通り過ぎ、お店へ向かう道は、歩くだけで心が癒される気がします。
 静かに時間が流れる店内では、コーヒーの香りを楽しみながら、記念のジュエリーづくりの相談を承ります。
 現在は、婚約指輪・結婚指輪のお客様が中心となっておりますが、オーダーいただける内容は吉祥寺店舗・蕨工房と同じです。

 お客様の想いを紡ぎ出す特別な場所にできればと思います。
吉祥寺や蕨と同様に、ジュエリーづくりについての疑問やご希望など、お気軽にご相談ください。

http://www.irikura-at.co.jp/ [HP]
https://www.facebook.com/irikura.at [Facebook]
http://instagram.com/yasu.irikura_jewelry [Instagram]

8th & 6th Anniversary2016年03月21日


入倉康ジュエリー工房-吉祥寺店舗
 今月の14日をもちまして、吉祥寺店舗が開店8周年、横浜山手店舗が開店6周年を迎えました。
 地元の方はもちろん、遠方からお越しいただいたお客様。ブライダルやアニーバーサリーのジュエリーご検討のお客様。お気に入りのおモチーフをデザインに取り入れ、フルオーダーでご用命いただいたお客様。この日を無事迎えることができましたのも、多くの皆さまのご愛顧によるものと、心より感謝申し上げます。

 現在、皆さまへの感謝の気持ちを込めて、お打合せのため両店舗にご来店いただいたお客様に、記念品をご用意しております。今年は、「旅するコンフィチュール」さんの無添加コンフィチュールです。


アニバーサリー-記念品-コンフィチュール
 「旅するコフィチュール」さんは、添加物を使用しない100パーセント天然のジャムを製造するコンフィュールブランド。横浜は関内の工房で、生産者から直接仕入れた果物や野菜を使い、代表の違克美さんが手ずからつくられています。素材のおいしさが際立った優しい味です。
 「不知火のマーマレード」、「レモンのマーマレード」、「いちじくと白ワイン」、「キウイとシャルドネ」、「キウイと洋梨とリンゴ」の5種類の中からお選びいただけます。(数に限りがありますので、なくなり次第終了とさせていただきます。あらかじめご容赦ください)

 毎年、店舗のある吉祥寺または横浜に縁のあるお店に、記念品のご協力をお願いしています。今回も、「旅するコンフィチュール」さんには記念品としてのご提供をこころよくご了承いただきました。記念品を通しての、新たな出会いにも感謝です!

 これからも、しっかりとお客様に向き合う気持ちを大切に、スタッフ一同、真摯にジュエリーをつくってまいります。今後とも、「入倉康ジュエリー工房」をどうぞよろしくお願いいたします!